mommapapaの父ノ言ノ葉

言葉と暮らしと子育て雑記

ふたご座流星群と奥多摩の夜

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奥多摩の東の空に光るふたご座 撮影:mommapapa

 週末に、5年生の次男と奥多摩に出かけました。

もう3カ月も前から予約している都営のログハウスに宿泊するのですが、図らずもふたご座流星群の極大日付近に当たっていました。

「ふたご座流星群」と簡単に呼んではみたものの、恥ずかしながら生まれてこの方半世紀、ふたご座というものを空に認識したことがありません。

カシオペアにオリオン座、私が苦も無く見つけられる冬の星座といえばこの程度です。

幸いなことに、ログハウスの周囲は360度空の開けた空き地があったため、次男と並んでアウトドアチェアに腰かけながら夜空を見上げるのですが、困ったことにどちらの方向に視線を投げかければよいのか分かりません。

仕方なくスマホで検索してみると、ふたご座は東の方向に出るとあります。

そこで東の方角に向かって静かに空に視線を移します。

スマホに映った星座の形と実際の星空を比較しながら眺めていると、やがて東の空の低い位置に、ふたご座らしい星空のフォーメーションが浮かび上がります。

人生で初めてふたご座を捉えた瞬間です。

太古の人類が、1、2、たくさん!という数の認識をしていたか分かりませんが、私の星座に対する認識はそのようなものです。先の2つの星座以外は全くちんぷんかんぷんだからです。

ですから、古の時代からある聞き慣れた星座ながら、今新たに認識してみると、なんだか新しい世界が開けたような嬉しい心持になります。そしてふたご座に寄り添うように、すぐ隣にオリオン座が並んでいることに気がつく時、既知であるはずの世界に対し、新たな広がりを実感し感動が倍増します。

星座とは不思議なもので、一度認識してしまうと次からはその並びにしか見えませんし、あれ程苦労したのが嘘のように、すぐに見つけられるようになります。

もしかすると、そのように星々を関連付けながら少しずつ夜空の大海原を探検してみると、これまで無限の広さのように感じていた星空の世界が、少しずつ親しみのある夜空の海図に変わり、いつの間にか五大陸と七つの海を制覇しているのではないか、という期待感を覚えます。

そのようにして、太く長く成長した霜柱を気持ちよく踏みしめながら、次男と二人、長い冬の星空を見上げたのでした。

あ、今流れ星見た。

残念ながら、私自身は流星を確認することはできませんでしたが、次男は二度、夜空に流れる光の筋を確認したようです。

あれ流れ星だったのかな?

自信なさげなチビの声に、

きっとそうに違いないよ凄いね。流れ星とはそういうものだから。

と声をかける私の心には、きらきらと輝く二人だけのかけがえのない時間が、星々のシャワーの如く流れてゆくのでした。