mommapapaの父の言の葉

日本語と暮らしと子育て雑記

空からの手紙

 今初めて携帯で投稿文章を書いているのですが、何故そんな気持ちになったかというと、機内でWi-Fiに繋がっているからです。

つまりこの文章は、指先で書く初めての指文(ゆびふみ)であり、かつ、空の上で書く初めての空文(そらふみ)でもあります。

正に今、私は何かそんな子どもじみた気持ちの昂りをいささかながら感じているわけですが、今後国内のどこに飛ぶ際にも情報の発信に壁がないというのは、何かが少しだけ吹っ切れたような気持ちになるのです。

それというのも、今回久しぶりに乗ったローカル便の機材が最新の設備に変わっており、機内モードに設定しつつもWi-Fiと繋がる感覚に新鮮さを感じたり、海外出張が多かった過去には、空の移動の際にはある種の情報棺桶に足を突っ込むような、別れの覚悟と復活への再生といった気持ちの切り替えの繰り返しを感じていたからです。

 

 今の若い人からみれば、どこにいてもあたりまえに繋がる時代に、空の上で世界と繋がることはむしろ遅きに失するような感覚かも分かりませんが、私のようなガジェット音痴からすると初めての試みだからでしょうか、空から情報を発信するのは、それなりに嬉しいものがあります。

次の世代の子どもたちにとっては、私が感じたような気持ちになるのは、月や火星に向かう際の、スターシップの中かもしれません。

そしてその際には初めての星文(ほしふみ)を、指先とは異なる方法で発信するのかもしれないななどと、未来の自分である子どもたちに想いを馳せながら、指先を走らせるのです。

 

今日は空からの富士山が本当に美しい。

子どもたちにとっては青い地球が、私にとっての富士山かもしれない。

出発地と時間帯によって、美しい地球の勇姿が左右どちらの窓からよく見えるのか、窓があるならばフライト予約の際に頭を悩ます日が訪れるのかもしれません。

 

そんなことをとりとめもなく考えながら、初めて行う空からの発信に、時代の移り変わりを感じながら一人ささやかな興奮を覚えるのでした。