mommapapaの父の言の葉

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火星大接近と低倍率望遠鏡

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 7月に入って南東の空に赤く輝く星が気になるようになりました。

15年ぶりに地球に大接近するという火星です。

わが家の窓からも、夜な夜なこの赤い星が目立つようになり、いつの間にか、にわか天体観測愛好家の一人となりました。

肉眼でも十分赤い星を楽しむことはできるのですが、どうせならもっとしっかり観測してみたいという気持ちが芽生えるのも自然なこと。

何年かぶりに、わが家に眠るなんちゃって天体望遠鏡の出番が回ってきました。

アマゾンで’おもちゃ’のカテゴリーに分類されるこの望遠鏡は、15倍であれば2,000円、35倍であれば3,000円でお釣りが戻るような安価な天体観測筒ですが、実際に覗いてみるとその価値観が変わるなかなかの初心者用ツールです。

15倍望遠鏡でも月のクレーターは見えるのですが、35倍を使えばその研究対象は確認から観察へと変わります。

写真でお伝えできないのが残念ですが、35倍望遠鏡であれば、土星の本体と輪がはっきり確認できますし、木星を狙えば気のせいか、星の周りに針の先でつついたような白い点が点在しているのが確認できたような気になります。

何より予想以上だったのが、まだ小学生のチビの反応。

21時就寝のわが家の不文律に反し、いつまでも小さなレンズ越しに都会の夜空に浮かぶ数少ない星々にレンズを向けピントを合わせていたチビは、その夜は気持ちが落ち着くまでその短い筒を天空に向け続けたのでした。

そして驚いたことに、いつの間にかチビは天体望遠鏡で狙う対象星を誰よりも素早くとらえ、そして誰よりも鮮明にピントを合わせるという才能を見せたのでした。

外遊びやカードやゲーム以外にも、何か興味をもって子が集中する姿を見ることは、親にとってはどこか安心する時間です。

これならば、もう少しきちんとした望遠鏡を買ってもいいかなと思いつつ、今の雑に扱える手軽さがなくなると、却って使うこともなくなってしまうのではないかとも思いながら、ネットで早速次の望遠鏡を探す自分がいるのでした。

この天体観測ショーの影響か、めぼしい初心者向け望遠鏡はどれも品切れ気味。

この状況であれば、今の望遠鏡で行ける所まで行きなさいという天からのメッセージかなと思いつつ、緩やかに次のツールを探すひと時を、秘かに楽しんでいるのでした。

夏休み中に、山梨あたりのどこかの草原で、満天の星に狙いをつける時間を過ごしてみようかな。チビと二人で。

ではまた次回。